川崎市交通局は10月1日から路線バスの運賃を引き上げる方針を固めた。車両の更新や燃料費の高騰などが主な要因。関連する条例改正案を12日開会の市議会第1回定例会に提案する。
同局によると、現在の運賃は大人がICカードで206円、現金で210円だが、220円に統一する。回数券は廃止する。定期は通勤1カ月9200円が9900円になる。通学定期は子育て世帯に配慮し、現在の金額に据え置く。消費税増税分の転嫁などを除いた運賃引き上げの本格改定は24年ぶり。
民間バスは現在、210円で市内を運行している。