大和市立下福田中学校(同市福田)で3日、地域の女性から郷土料理を教わる催しが開かれ、同校生徒や保護者、住民ら約40人が参加した。
「ばぁばに学ぶふるさと料理の会」として、2014年度から同校と連携して開催されている。11回目の今回は、節分の日にちなんで太巻き寿司(恵方巻き)作りに取り組んだ。
参加者は調理台ごとに6班に分かれ、ホウレンソウをゆでたり、大きなボウルでうちわを使ってすし飯を作ったり、調理を開始。のりの上に広げたすし飯の上に用意した卵焼きや煮詰めたシイタケなどの具を並べ、巻き上げた。
講師を務めた河津鈴子さん(78)から「具の並べ方はセンス。彩りなど切った時にきれいに見えるように並べるのがコツ」といった指導を受けながら、約2時間半かけて仕上げた。
同校1年の男子生徒(12)は「料理は興味があって、恵方巻きを作ったのは2回目。崩れないようにしっかり巻くのが難しいが、前回よりも上手にできた」と感想を語った。