世界最高峰の障害者サーフィン大会「2018スタンスISA世界アダプティブ・サーフィン選手権」で2連覇を達成した鎌倉市の内田一音選手が29日、県庁を訪れ、黒岩祐治知事に結果を報告した。
生まれつき左股関節に障害のある内田選手は、2000年からロングボード競技を始めた。昨年12月12~16日に、米・カリフォルニア州で開催された大会では、ボードに立つか膝立ちで乗る「AS-1」の女子クラスに出場し、17年の大会に続き優勝した。
内田選手は二つの金メダルを首にかけ、「一昨年に続き、2連覇しました」と笑顔で報告。同市の由比ケ浜を誰もが楽しめるバリアフリービーチにするための活動にも触れ、「この2年間、(競技で)有名になって夢をかなえようと頑張っている」と話した。
知事は「神奈川でもマリンスポーツを盛り上げる機運を醸成している。その中で素晴らしい活躍が力になる」とたたえた。