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給食で地元米「はるみ」振舞う JA湘南が小学校に寄贈

話題 | 神奈川新聞 | 2019年1月28日(月) 17:00

平塚産のお米「はるみ」を味わう児童ら=平塚市立山下小学校
平塚産のお米「はるみ」を味わう児童ら=平塚市立山下小学校

 平塚産のブランド米「はるみ」について子どもたちに知ってもらおうと、JA湘南はこのほど、平塚市立山下小学校(同市山下)に「はるみ」約40キロを初めて寄贈した。児童ら約500人に給食で振る舞われた。

 市内で品種開発が行われた「はるみ」は日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」で最高ランクの「特A」を獲得。平塚は県内最大の産地で、他品種からの切り替えも進む。市立小学校全校で昨年度から給食に「はるみ」も登場するようになった。

 給食に先立って、小学4年生約60人を対象にJA湘南職員らによる特別授業が行われた。市内で本年度は約1600トンの「はるみ」を生産。お茶わんでは2460万杯分というが、JA職員は「市民全員が食べると1人100杯分。まだ収穫量は多くはない品種だけど味は最高ランク。ご飯を食べるときは生産者や料理してくれた人に感謝の気持ちを持ってほしい」と話した。

 実際に「はるみ」を生産している農家の栗原幸雄さんは「毎日、田んぼの水を管理しないといけないし、夏の暑い中での雑草取りは大変」と苦労を語った。栗原さんは子どもたちに「ご飯を残さず食べて健康な体をつくってほしい」と呼び掛けた。

 その後の給食では児童たちは「はるみ」をおいしそうに頬張り、競うようにお代わりをしていた。4年生の阿部宗一朗君(9)は「もちもちとしていて甘くておいしかった」と笑顔だった。

 
 

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