伊勢原市内の小中学校の特別支援学級に通う児童生徒の作品を集めた「タンポポ展」が、同市田中の市民文化会館で開かれている。絵画や工作、手芸品など個性豊かな約450点が展示され、来場者が見入っていた。29日まで。
特別支援学級の活動に理解を深めてもらうため、毎年開催している。特別支援学級のほか、病院内の院内学級に通う児童生徒も作品を寄せた。
遠足で訪れた動物園や水族館の風景を色鮮やかに描いた絵画をはじめ、お面や鮮やかなしめ飾りが会場に並べられた。ペットボトルを押すと中の魚が上下に動いたり、磁石の力で木製の魚やカニを釣りざおで引き上げたりするユニークな仕掛けの工作もあった。
長女(8)の作品を見るため訪れた同市の来場者(39)は「みんなカラフルで、上手に描いている。発表の場があると、本人もやる気が出る」と話していた。
入場無料。午前9時~午後4時半(29日は同3時)。28日は休館。問い合わせは、市教育センター電話0463(95)2211。