桜土手古墳や市内から出土した遺物を展示解説している桜土手古墳展示館(秦野市堀山下)で、冬季企画展「ちょっと不思議な、くらしの道具」が開かれている。1950年代に使われた氷冷蔵庫や洗濯機、白黒テレビなど、市民が使った道具55点と、昭和期に撮影された市内の小学校などの写真43点も展示している。27日まで。入場無料。
中に炭を入れて使う炭火アイロンや豆炭あんか、ゼンマイで動く柱時計など、当時の暮らしぶりに思いをはせられるものが並ぶ。レコードや黒電話など、道具に触れられるコーナーも設けた。
また、市立西小や大根小の木造校舎、約40年前の本町地区の商店の様子を捉えた写真を紹介。このほか、63(昭和38)年の市内の様子を記録したDVDも上映している。
伊藤仁志館長は「平成の終わりを前に、子どもには生活が便利になっていく変化を知ってもらい、大人には当時を振り返ってもらいたい」と話している。
午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。26日は午前10時~午後1時のみ講演会のため見学できない。問い合わせは、同館電話0463(87)5542。