新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸)で昨年12月、コツメカワウソの赤ちゃん3匹が誕生した。両親は子育ての真っ最中で、同水族館は「親子が落ち着くまで、温かく見守ってもらえればうれしい」と話している。
赤ちゃんは12月21日に1匹、翌22日に2匹が生まれた。父「ヨモギ」と母「ミサキ」の間に生まれ、いずれも体長15センチほど。目が開くまで1カ月以上かかり、性別を見分けるまでにさらに時間を要するという。
展示コーナーでは現在、母親が授乳する姿を見られるが、親子が安心できるように、しばらくの間は少し離れた場所からの見学となる。
コツメカワウソはイタチ科。インドから中国南部、東南アジアに分布し、河川などの周辺や沼地、湿地帯で暮らす。体長40~60センチに成長し、手足の爪が小さいことから「コツメカワウソ」と呼ばれる。
展示コーナーは昨年3月にオープン、赤ちゃんの誕生は初となる。