川崎市川崎区の川崎競馬場で3日、正月競馬恒例の流鏑馬(やぶさめ)が行われ、来場者約2千人が伝統の技を楽しんだ。
2009年から毎年、レース前に行っているファンサービスの一環。鎌倉市に拠点を置く大日本弓馬会のメンバーが勇壮な武田流の流鏑馬騎射式を披露した。
鎌倉時代の武士姿を装った射手がトウショウボーイの孫の秀月など5頭に騎乗。全力で走る馬から、3カ所に立てられた40センチ四方の板の的に次々と矢を放った。観客スタンドで見守る競馬ファンや家族連れからは、的が見事に割られるたびに歓声と拍手が起こった。