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介護を担う子どもたち 藤沢で支援考える研修会

話題 | 神奈川新聞 | 2019年1月3日(木) 17:00

 病気や障害のある家族の介護を担う若者や子どもたち「ヤングケアラー」の支援を考える研修会が1月10日、藤沢市教育文化センター(大鋸)で開かれる。主催の市が参加者を募集している。参加無料。

 ヤングケアラーは、家族にケアを要する人がいる場合、通常は大人が担うような家事や育児、介護、精神的なサポートを行っている18歳未満の子どもたちのこと。

 一般社団法人「日本ケアラー連盟」が2016年度に藤沢市立小中学校の教員を対象に実施した調査では、教員の48・6%(534人)が現在または過去に「家族のケアをしているのではないかと感じた子がいる(いた)」と回答した。また、ヤングケアラーの約15%の親に精神疾患があり、子どもたちの多くが両親や兄弟の世話をしている状況にあることが明らかになった。

 今回の研修会は、ヤングケアラーの中でも障害者の親がいる子どもたちの支援がテーマ。調査にも携わった立正大学社会福祉学部の森田久美子教授を講師に招き、子どもたちの置かれた状況や学校生活への影響、地域や行政としての支援策について学ぶ。市保健予防課は「子どもたちにとって地域や行政が『何かあったら頼れる場』となるために、何ができるのか。皆さんと一緒に考えたい」と話す。

 対象は、学校関係者や地域で子どもや障害者を支援している人、同問題に関心のある人など。定員100人。問い合わせ・申し込みは同課電話0466(50)3593。

 
 

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