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女子ボクサー世界王者に闘志 東洋太平洋王座・最速の松田

話題 | 神奈川新聞 | 2018年12月20日(木) 02:52

女子プロボクシングで東洋太平洋王座に輝いた松田選手 =平塚市役所
女子プロボクシングで東洋太平洋王座に輝いた松田選手 =平塚市役所

女子プロボクシングで東洋太平洋王座に輝いた松田選手 =平塚市役所
女子プロボクシングで東洋太平洋王座に輝いた松田選手 =平塚市役所

 今夏のデビュー戦から躍進を続ける女子プロボクサーが平塚にいる。女子プロボクシングの東洋太平洋アトム級で松田恵里選手(24)=平塚市在住、チームテンカウント=が男女合わせて史上最速2戦目での王座獲得に成功した。来春には日本王座獲得と東洋太平洋王座防衛を懸けた統一戦を控え、「世界王者に向けたスタート地点」と闘志をたぎらせている。

 松田選手は102ポンド(約46キロ)以下の最軽量アトム級で8月のプロデビュー戦を白星で飾った。12月には空位となっていた東洋太平洋王座を懸け、同ランキング4位の慶美奈代選手と対戦し3-0で判定勝ち。「アマチュア時代からタイトルを取れずチャンピオンになるのが目標だった。やっと一皮むけることができた」と喜びを口にする。

 幼少期からスポーツ万能で、小学生の頃にはテニスや空手の全国大会に出場したことも。中学3年生の時に兄の和大さんと一緒に行った後楽園ホールでボクシングを観戦、人生を変える出会いがあった。

 その日に行われたのは東洋太平洋バンタム級王者でもあった鳥海純さんの引退式典。鳥海さんが平塚市内のボクシングジムで後進の育成に取り組んでいることを知り、当時のジムを訪れた。「ステップワークやパンチの打ち方。何をやらせてもすぐに吸収する。抜群の運動神経に驚かされた」と鳥海さんは松田選手との出会いを振り返る。

 一時はサッカーをするためにジムを離れることもあった。それでも、ボクシング一筋に打ち込むようになったのは高校2年の4月に迎えたアマチュアのデビュー戦が転機となった。

 後に世界選手権で銅メダルを獲得する和田まどか選手にわずか1ラウンドでTKO負け。「空手もやっていたし負けないと思っていた。自分にとっては初めての悔しい経験だった」。敗戦が闘争心に火を付けた。

 さまざまなスポーツで鍛えたフットワークとスピードが武器だ。アマチュアの7年間は通算33試合21勝12敗。チャンピオンベルトには手が届かなかった。

 さらなる飛躍を期し、プロの世界に飛び込んだ。飲食店で働く傍らほぼ毎日、ジムで汗を流し続け、ようやく手にしたチャンピオンベルト。「プロになって、ボクシングに対する気持ちがより強くなった」と自らの成長を感じる。

 だが、ここで納得するつもりはない。世界王者への挑戦にはまずはタイトルの防衛が最初の関門だ。来春には日本王者鈴木奈々江選手との決戦に臨む。「ベルトを渡すわけにはいかない。ここを乗り越えて世界に行く」。自信を深めるサウスポーが決意を口にする。

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