
クリスマスや年賀など冬の贈り物として人気のシクラメンの出荷や販売が、川崎市内で最盛期を迎えている。JR武蔵中原駅近くの「田中園芸」(中原区下小田中)では赤やピンク、紫など色鮮やかな約60種類がビニールハウスで栽培されており、約3千鉢が直売される。
同園芸のシクラメンは市場には出荷せず、直売のみ。市内でシクラメンを作っている園芸農家は10軒前後あるが、同園芸の花は品評会で今年も1位を取っており、人気が高い。
戦後に父親が始めたシクラメン栽培を約30年続けてきた同園芸の田中修さん(55)は「今年は、夏が暑くて厳しい栽培環境だったが、秋に涼しくなったため、花付きもよく上々の出来。フリルのある花も人気です」と話す。
午前9時~午後5時。中心価格は4100円(税込み)で、例年は年内いっぱいで売り切れる。問い合わせは、同園芸電話090(4006)8839。