
地元で取れた野菜を使って環境に優しい料理を学ぶ教室「あさおの地産地消エコ・クッキング」が15日、川崎市麻生区の麻生市民館で開かれ、小学生の親子12組24人が体験した。同区と東京ガス川崎支店、JAセレサ川崎の主催で、例年申し込みが3~4倍になる人気の企画。
エコ・クッキングは、環境を考えて買い物、調理、食事、片付けをすること。輸送のための燃料が少なくて済む地産地消や、効率的な調理の順番、火の使い方など、トータルで環境について考える。
親子は市民館近くの畑に向かい、白菜を収穫。大きく実った白菜を抱えながら「大きい」「葉にトゲがある」と歓声をあげながら鎌で刈り取った。調理室に戻り、サトイモや大根、ニンジンなど地元で取れた野菜などを無駄なく切ったり、フライパンを使って米を炊いたりした。
「エコ・クッキングはケチケチではない。硬いところは食べないので、切り取って、おいしく食べましょう」と講師から説明を受けながら、クリスマスツリーをイメージしたピラフや根菜のスープ、ミルクプリンを作った。
同区内の小学4年生(10)は「漬け洗いするなど水をあまり使わないようにするこつなどが分かった」。母親(41)も「エコ・クッキングってどうやるのだろう、と思って参加したが勉強になりました」と話していた。