
梅雨を彩るハナショウブが、小田原城址公園(小田原市城内)内で見ごろを迎えた。近くの斜面に植えられたアジサイも色づきつつあり、その競演を楽しめる。
公園内の小田原城本丸東堀・花菖蒲(しょうぶ)園には6千株のハナショウブが、堀の斜面には2100株のアジサイが咲いている。
小田原城総合管理事務所によると、ハナショウブは例年地植えしていたが、昨年は根が伸びず、花もほとんど咲かなかった。そこで1株ごとにポットで管理したところ、ことしは順調に育ち、5月中旬に開花した。
一方、アジサイは少雨で生育が遅れ、今は見ごろまであと一歩の五、六分咲き。今月下旬まで楽しめるという。
ハナショウブの開花時期に合わせ、「小田原城あじさい花菖蒲まつり」が18日まで開かれている。午後7時から1時間、ハナショウブとアジサイをライトアップする。
小田原駅周辺のスイーツを楽しめる食べ歩きイベント「小田原さんぽ 甘味摘み」も合わせて開催。問い合わせは同事務所電話0465(23)1373。