平塚市総合公園(同市大原)内にある約3500平方メートルの梅林の実を有効活用しようと、隣接する市立大原小学校の2年生51人が6日、収穫体験に汗を流した。市職員らとともに計300キロを集め、市内の福祉事業所など20カ所にも配布するという。
児童らは生活科の授業で作る「梅ジュース」の原料として梅の実を採取。園内約140本の木から密集して結実した箇所を見つけては、懸命に手を伸ばして持参したポリ袋に入れていった。8日にも加工して約1カ月ほどでジュースに仕上がるという。
実で膨れ上がった袋を抱えていた女子児童(8)は「実のついた所が高くて取りにくいものもあった。緑色で大きく丸い形を集めた。ジュースにするのが楽しみで、家族にも飲ませてあげたい」と話していた。