視覚障害者らがプレーするブラインドサッカーの体験教室が5日、湯河原町立吉浜小学校(同町吉浜)で行われた。総合学習の時間で福祉を学んでいる3年生約80人が「目の見えない人の気持ちを考える」などのポイントを教わりながら取り組んだ。
ブラインドサッカーは、4人のフィールドプレーヤーと、主に健常者が務めるゴールキーパーの5人制。フットサルのルールを基に音の鳴るボールを使用し、ゴール裏のガイドやピッチ中央にいる監督の指示を聞きながらゴールを目指す。パラリンピックの競技でもある。
授業はNPO法人「日本ブラインドサッカー協会」のプログラムで、日本代表候補の寺西一選手(27)=松戸乃木坂ユナイテッド=が講師を務めた。
児童はアイマスクを着用し、同級生の声を頼りに真っすぐ走ったり、ボールをコーンに当てたりする練習に汗を流した。児童(8)は「選手同士がぶつからないよう声掛けするのが難しかった」と話した。