プロアマの落語家が共演する「さいわい寄席」(神奈川新聞社後援)が6月4日、幸文化センター(川崎市幸区戸手本町)で開かれる。主催の幸落語研究会代表の清流亭いしあたまさんは「地元の幸区が進める梅(うめ)香(かおる)事業を盛り上げる噺(はなし)も用意しています。ぜひ、多くの方に来場していただきたい」と呼び掛けている。
プロのゲストは、真打ちの柳家小八(こはち)さんと、二つ目の三遊亭粋歌(すいか)さん。アマチュア落語家3人の口演に続き、いしあたまさんは、古典落語「源平盛衰記」を披露。「梅にウグイス、梅香る地元の小向梅林などを織り込み、照明によるちょっとした演出も楽しんでもらえたら」と準備に余念がない。
小向梅林は、梅の名所として明治天皇が行幸したことで知られるが、洪水などで衰退。区は2024年の市制100周年に向け、復活させようと梅香事業として推進している。
午前10時半からと午後1時45分からの2回。入場無料。各840席で先着順。問い合わせは、いしあたまさん電話・ファクス044(511)6901。