藤沢市の商工業製品や名産品を紹介する「ふじさわ産業フェスタ」が27日、同市鵠沼東の市民会館などで始まった。市内の企業約100社が出展してロボットのデモンストレーションやコンサートも行い、終日にぎわった。実行委員会の主催。
17回目の今年は、ものづくりの魅力を伝えようと体験教室を開催。昨年「藤沢マイスター」に認定された精密機械加工会社社長・倉田信彦さんによる機械加工の教室や、和菓子やケーキ作り、浮世絵刷りなども行われ、子どもたちが次々に挑戦した。
また、市内で実証実験がスタートした自動運転車による宅配サービスの専用車「ロボネコヤマト」の展示や、高齢者向けに開発されたコミュニケーションロボットの実演なども披露。姉妹都市の長野県松本市も出展し、地酒や信州みそ、地元の菓子コンテストのグランプリ商品を販売した。
藤沢商工会議所の増田隆之会頭は「参加している企業が交流を通じて、新たなビジネスチャンスへと結びつけられるよう期待している」と話した。
28日も午前10時から午後4時まで同所などで開催される。