中井町が中井中央公園内(同町比奈窪)に整備したカフェ兼休憩所「なかい里都(さと)まちCAFE」が21日、オープンする。カフェスペースを中心に、物販コーナーやキッズルームなどを配置。町内外からさまざまな世代が集まる町最大の公園に、憩いと交流の拠点を設けた。
カフェ兼休憩所は木造平屋建てで、延べ床面積は約140平方メートル。豊かな緑に恵まれた公園と調和するよう、スギやマツなどの木材をふんだんに使い、お年寄りらで人気を博す「パークゴルフ場」近くに建設した。今後、外構など建物の周辺を整備する。
カフェスペースを中央に配置し、テラスと合わせて計32席を用意。キッズルームでわが子を遊ばせながら、コーヒーやソフトドリンクで一息つくことができる。土日にはカレーやパスタといった食事も販売、天気が良ければ富士山を眺めながらのランチも楽しめる。物販コーナーでは、パンや即席ラーメン、地場産の材料を生かしたアイスやジェラートなど町の逸品を取り扱う。
「公園の利用者から、『屋内でくつろげる施設が欲しい』との声が多く寄せられていた」と町企画課。地域活性化にも貢献できると判断し、地方創生加速化交付金約3800万円を活用して建設した。管理・運営は町商工振興会が担う。同課は「幅広い世代の利用者に交流してもらえたら」と期待。町商工振興会の金子貴司会長は「お年寄りや子育て世代が安心して、楽しい時間を過ごせる施設に育てたい」と意気込んでいる。
カフェ兼休憩所の営業時間は午前10時から午後4時まで。月曜定休。21日にはセレモニーが行われる。問い合わせは、同課電話0465(81)1112。