他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 川崎大師「開創890年祭」 参拝者でにぎわう

川崎大師「開創890年祭」 参拝者でにぎわう

話題 | 神奈川新聞 | 2017年5月2日(火) 02:00

記念で開設された日本百観音霊場お砂踏み参拝所
記念で開設された日本百観音霊場お砂踏み参拝所

 「厄除(よ)け大師」として有名な川崎大師平間寺(川崎市川崎区、藤田隆乗貫首)で1日、「開創890年祭」が始まった。7日まで、法要や稚児練(ねり)供養などが行われる。記念事業として日本百観音霊場お砂踏み参拝所が1日に開設され、多くの参拝者でにぎわった。

 890年祭を始める開白(かいびゃく)大法要が本堂で行われ、多くの信徒や参拝者が見守る中、緋(ひ)色の法衣をまとった藤田貫首が大導師を務め、厳かに行われた。

 お砂踏み参拝所は、西国三十三観音、板東三十三観音、秩父三十四観音の計100寺院を藤田貫首が回って集めた土砂が埋められ、長さ約30メートルの壁面に各寺院の本尊と詠歌をブロンズ製レリーフにして飾られている。金工家の鈴木長吉が1903年に制作し川崎大空襲で損傷したとみられる聖観音銅像も修復されて移設している。同参拝所は、100観音をお参りしたのと同じ御利益があるといわれ、参拝者らはレリーフを触るなどして熱心に参拝していた。

 890年祭に合わせ、寺宝展「観音さまと聖教展」が21日まで、境内のお護摩受付所地下ホールで開かれ、棟方志功作「二菩薩(ぼさつ)釈迦(しゃか)十大弟子図屏風(びょうぶ)」や平安・鎌倉期の古写経など貴重な資料を展示している。入場無料。

 
 

川崎大師に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング