
座間市緑ケ丘の市立かにが沢公園にこいのぼり16匹がお目見えし、来園者の目を楽しませている。地元住民でつくる「かにが沢鯉のぼり実行委員会」主催。5月6日まで。
市内でこいのぼりを見る機会が減る中、家庭などに眠るこいのぼりを活用し掲揚の機会を設けようと十数年ほど前に始まった。こいのぼりは市内外から寄付されたもので、通算40軒以上から集まっているという。
こいのぼりをつるすワイヤロープを張ってきた公園内の桜の木の伐採など、設置環境の変化などで年々、規模は縮小傾向だが、同会は「地域のにぎわいづくり」のため活動に取り組む。
晴天に恵まれた30日、約2メートルのこいのぼりは薫風を受けて遊泳。近くで咲くツツジとの競演も楽しめた。同市相武台の会社員本田寛子さん(38)は「春の季節が感じられますね」と話していた。