

車いすを利用する県内の障害者や家族が飛行機での旅を楽しむ「車いす空の旅・北海道」に参加した一行は8日、北海道函館市に到着した。2泊3日で金森赤レンガ倉庫群や五稜郭タワーなどを観光する予定。
今回は、障害のある13~45歳の男女10人をはじめ、家族やボランティア計41人が参加。羽田空港での出発式で、県遊技場協同組合の伊坂重憲理事長は「天候に不安はあるが元気に旅を楽しんで」とあいさつした。
川崎市中原区の青木翔さん(18)、佐智子さん(53)親子は「函館山ロープウェイや飛行機、バスに乗るのが楽しみ。北海道の広大な景色をゆっくり満喫したい」と笑顔で話した。初日はあいにくの空模様となったが、鹿部温泉のホテルで郷土料理を味わうなどして和やかに過ごした。
「車いす空の旅」は、神奈川新聞厚生文化事業団、フュージョンコムかながわ・県肢体不自由児協会の共催。県遊技場協同組合・神奈川福祉事業協会などが支援している。