山手西洋館のミニチュアハウスが、港の見える丘公園(横浜市中区)で展示され、人気を集めている。七つの洋館が一望でき、小さな草花が周囲を彩る。
開催中の「第33回全国都市緑化よこはまフェア」の企画。
ミニチュアは実物の50分の1のモルタル製で、外交官の家やイギリス館などが並ぶ。ガーデンデザイナーの加藤孝幸さん(51)らが市から提供された図面などを頼りに、制作した。「忠実に再現しようと、現地にも足を運び、壁の質感や窓枠などの細部にもこだわった」と苦労を話す。
草花を植え付けたつりかご「ハンギングバスケット」が100基以上並ぶ一角に設置。ミニチュアの洋館にも小さなバスケット120基を飾りつけ、極小の小さな花も咲き誇る。
大型連休前から咲き始める直径1センチほどのバラ「ワンダーファイブ」も植栽した。加藤さんは「ぜひ大勢の人に見てほしい。本物の洋館と見間違えるような写真も撮れます」と来園を呼び掛ける。
問い合わせは、緑化フェア事務局電話050(5548)8686。