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鉄道コラム 前照灯(146)
二つのドラマと江ノ電・極楽寺駅

話題 | 神奈川新聞 | 2013年5月3日(金) 12:00

 手元に関東の駅百選の写真集「駅の旅物語」がある。1都7県の2100余りの鉄道駅から、地域を代表する駅、歴史を物語る駅、デザインや景観が優れた個性的な駅、バリアフリーの工夫を凝らした駅などを選定した。

 神奈川県内から選ばれたのは25駅。横浜、桜木町など外せないターミナル駅も入っているが、個人的に好きなのは思い出のある小さな駅である。京急線・神奈川駅は、子どものころ、園芸店に行く父に連れられ乗り降りした。駅舎は新しくなったが、何となく東海道・神奈川宿の雰囲気を醸す造りは好感が持てる。

 最も思い入れがあるのは江ノ電・極楽寺駅である。同駅と周辺を舞台に撮影された新旧二つのテレビドラマのファンだった。古い方は1976年から翌年にかけ、日本テレビ系で放送された「俺たちの朝」である。主演は勝野洋。小倉一郎、秋野太作、長谷直美らが共演した。

 駅名の看板をはじめ、現在の駅舎は当時のたたずまいを残す。大学生だった筆者は若者たちの梁山泊的な共同生活にあこがれ、のこのこ同駅まで出掛けて行った。同じような能天気な者は多いらしく、江ノ電の乗降客が増えたとか。

 新しい方は昨年、フジテレビ系で放映された「最後から二番目の恋」。主演は小泉今日子と中井貴一。コメディータッチの大人の恋愛劇で、駅で顔を合わせる2人のやり取りが大いに笑えた。おかげで「俺たちの朝」と学生時代の思い出が懐かしくよみがえった。だから、この駅が好きである。(N)

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