横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナルに、漁業や海運の担い手を育てる実習船2隻がそろって着岸した。客船以外の船舶がそろうのは珍しく、大さん橋のデッキにいた人たちは、若い船乗りたちが甲板上で作業をする様子を見守っていた。
北海道教育庁渡島教育局の実習船「北鳳丸」(664トン)は16日午前10時ごろに入港。北海道小樽水産高と北海道函館水産高の生徒が航海や機関実習を行ってきた。この後、中央水産研究所(横浜市金沢区)の調査に参加する。
水産大学校(山口県下関市)の練習船「天鷹丸」(1020トン)は17日午後1時25分ごろに入港。専攻科47人が乗船し、太平洋沿岸と瀬戸内海で28日まで実習を行うという。
2隻は21日午前10時ごろ、そろって出港する予定。