コメの消費拡大を目的に、横浜市の行政書士ら有志が、子どもを対象にしたキャラクター「正義の味方・お米マン」と応援歌を製作した。インターネットを通じ、県外のコメ店や農家などにも反響が広がっている。
手掛けたのは、お米マンプロジェクト実行委員会(同市磯子区)。委員長の小竹一臣さん(48)が2月に立ち上げた。「地域での活動や報道で、コメ離れが進んでいることが気になっていた」と小竹さん。母親の実家が現在も山形県でコメ農家を営むこともあり、子どものコメ離れを食い止めたいとキャラクターと応援歌作りを思い立った。
歌詞は知人の作詞家・倉田二朗さんが手掛け、小竹さんが曲を付けた。「ひろい田んぼで生まれた僕は お米・米・米 お米マン」など、子どもにも分かりやすく、明るい曲調。振り付けもあり、児童合唱団「あおばキッズ」(青葉区)が歌うCDも作製した。
キャラクターの「お米マン」はコメ粒の頭で手におにぎりを持ち、「米」と書かれた赤いマントが特徴だ。
曲をネットの動画サイトに掲載したところ、関心を持った愛知県のコメ農家や、東京都内のコメ店などとの交流が生まれたという。今後は、地域のイベントなどで積極的に披露していく予定だ。
小竹さんは「子どもに働き掛けることで、消費拡大につなげたい。歌とキャラクターを通じ、生産地と消費者の距離も近づけば」と期待する。
問い合わせは、いそご法務小竹行政書士事務所電話045(754)8955。