
県内の多くの公立小学校で始業式と入学式が行われた5日、県警は県内の公立小学校226校で通学中の子どもたちの見守りに取り組んだ。昨年10月に集団登校中の小学生の列に軽トラックが突っ込み、男児1人が死亡、7人が負傷する事故が起きた横浜市港南区でも実施し、港南署員らが男児の通っていた市立桜岡小学校の通学路で安全な登校を呼び掛けた。
同校でもこの日、入学式と始業式が行われ、真新しいランドセルを背負った新1年生らが保護者とともに登校。同署員や第一交通機動隊の女性白バイ隊員は通学路に立ち、「広がらずに歩いてください」「車や自転車に気をつけてね」などと声を掛けた。参加した港南署の青山利史署長は「従来からの見守り活動に加えて、さらに警察と地域との連携を深めて子どもたちの安全を守っていきたい」と話していた。
見守り活動は6日から始まる春の全国交通安全運動の一環で、県警本部と県下54署から警察官約370人が動員された。