横浜市の林文子市長は22日、昨年休止が発表された神奈川新聞花火大会について、「大変残念。ぜひとも継続してもらいたい」「市として最大限支援する」などと述べ、協力していく考えを明らかにした。
同日開かれた市会第1回定例会総合審査で尾崎太氏(公明党)の質問に答えた。
同花火大会は1986年、同市中区の山下公園前面海上でスタート。95年の第10回から同市西区の横浜・みなとみらい21(MM21)地区に場所を移して継続してきた。だが同地区などの開発が進み、観覧場所が十分確保できなくなったとして、昨年8月の第31回大会をもって当面休止を発表した。
尾崎氏は、首都圏最大級の花火で横浜の夏の風物詩に定着していると指摘。公民連携で取り組むアイデアを提案した上で「市が新たな枠組みをリードして花火大会の火を絶やすことなく継続していくべき」とただした。
林市長は「大規模イベントは地域の企業や住民の理解を得て開催することが重要。市としてこれから最大限にご支援ご協力をさせていただき、開催への機運が醸成されることについて考えていきたい」と言及。さらに「休止の事情もいろいろとあると思うが、私個人としてはぜひ大会を継続してもらいたい」との見解を述べた。