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獣医師のしごと(14)愛玩動物看護師 効率化で負担減

話題 | 神奈川新聞 | 2023年5月29日(月) 11:50

 犬や猫などペットを飼う家庭が増えている。「家族の一員」の病気は、飼い主にとって一大事だ。最新の研究を生かした治療を行っている麻布大学付属動物病院(相模原市中央区)の獣医師が、ペットの健康情報や産業動物の最新情報を紹介する。


犬の右前足から採血する愛玩動物看護師

 今年4月に「愛玩動物看護師」が国家資格化されたことで、獣医療の現場では診療業務に徐々に変化が表れています。これまで獣医師が行ってきた診療行為の一部を、獣医師の指示の下で愛玩動物看護師が実施できるようになったからです。

 実際に、私が所属している麻布大学付属動物病院でも、国家資格になって採血や血管カテーテル挿入、点滴の処置を行う機会が増えてきています。また、入院動物への投薬(内服薬のみ)も担うようになり、今後は採尿、麻酔管理、救急救命処置、その他適正飼養など愛玩動物看護師の業務範囲は増えていくでしょう。特に投薬や皮下点滴はこれまで看護師が行えるのかあいまいだったこともあり、国家資格化で診療業務が透明化され、業務効率がよくなったと感じています。

重篤な動物が来院

 
 

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