
創設70周年を今年迎える観音崎自然博物館(横須賀市鴨居4丁目)が、展示内容のリニューアルを進めている。テーマごとに展示物を大幅に見直し、背景や照明も変えた。70周年にちなんだ特別展やイベントも予定されており、スタッフは知恵を絞っている。
同博物館は1953(昭和28)年6月24日、観音崎観光開発が陸軍研究所の払い下げを受けて創設した。しかし、採算が取れず同社は78年に閉館を検討。これに反対する地元住民らが5万人余の署名を集めるなどの活動を展開し、79年に設立された社団法人観音崎自然博物館保存会が運営する形で存続した。89年4月には海側に移転して新館がオープンした。
現在は県が土地と建物を無償貸与し、公益社団法人観音崎自然博物館が運営する。民営の博物館として厳しい財政状況の中、70周年を機に展示コーナーの見直しを進めている。
展示上の工夫とは
横須賀の観音崎自然博物館 70周年でリニューアルを推進
リニューアルした里山コーナーの展示内容を説明する山田学芸部長=24日、観音崎自然博物館 [写真番号:1161088]