5月5日の「こどもの日」に合わせ、国登録有形文化財「古民家山十邸」(愛川町中津)で、五月人形と地元の手芸サークルが制作したつるし飾りが展示されている。観覧無料。同月7日まで。
2012年から続く恒例行事で、五月人形は、かつて家庭で飾られていたものを使用し、甲冑(かっちゅう)を身にまとった人形やかぶと飾りなどが並ぶ。
つるし飾りは、こいのぼりや干支(えと)、岐阜県飛騨地方で子どもの成長や無病息災を願って作られる「さるぼぼ」(猿の赤ちゃん)の人形など、手作りの温かみを伝えている。邸宅内を時折吹き抜ける風がつるし飾りをゆっくりと回転させ、新緑に囲まれた庭園とともに、古民家の情緒を感じさせる。
午前9時~午後4時50分。毎週火曜と5月1日は休園。問い合わせは山十邸電話046(285)0015。(浅川 将道)