
「これで世界一と胸が張れる」
横浜市磯子区にある「はまぎん こども宇宙科学館」のプラネタリウムが、星の投影数ギネス世界記録に登録された。最新鋭の投影機導入によって「少なくとも7億個」の星を映し出すことが確認され、これまでの記録を大幅に上回った。同館の担当者は喜びを語った。

同館のプラネタリウムは投影機の老朽化に伴い、最大で約12億個の星を映し出すことができる最新鋭の投影機「MEGASTAR-ⅡA」を導入した。昨年11月30日にギネス公式認定員立ち合いの下で記録に挑戦したが、計測には予想以上に時間がかかっていた。
当初は星の明るさ(等級)に注目してスクリーンに何等星まで映し出せるかを把握した上で、全体の数を推計する方法を試みた。ところが桁違いに多くの星を映し出すことができる投影機のため、スクリーン上の星の密度が上がり、明るい星のそばにある暗い星を計測することが難しいということが分かった。
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星の投影数世界一でギネスに 横浜・こども宇宙科学館
ギネス世界記録に認定されたプラネタリウムの星空(はまぎん こども宇宙科学館提供) [写真番号:1146942]
ギネス世界記録の公式認定書を手にするはまぎん こども宇宙科学館の的川泰宣館長(同館提供) [写真番号:1146940]
ギネス世界記録認定を可能にした投影機(はまぎん こども宇宙科学館提供) [写真番号:1146939]
はまぎん こども宇宙科学館のプラネタリウム外観(同館提供) [写真番号:1146941]