
平塚市の新たな特産品として地域活性化に貢献しようと、「やまと豚・ハム」などを販売する食品メーカー「フリーデン」(同市南金目)、生産農家「ちえんのうえん」(同市千須谷)、県立平塚農商高校(同市達上ケ丘)の3者が共同開発したレトルトのキーマカレーが完成した。北欧野菜として知られ、健康にも良い平塚産ビーツを生かした商品で、今後は地元スーパーなどで販売される。
開発のきっかけは昨年2月。同市の国際交流員を約2年間務め、今夏に退職したリトアニア出身のチェカナビチューテ・ラサさんが、同国の文化を伝える催しで北欧野菜のビーツを紹介した。ビーツはほうれん草の仲間で、鉄分やカリウムなどの栄養素を含み、抗酸化作用もあることから「食べる輸血」と呼ばれ、近年注目されているという。
これに目を付けた市観光協会は、3者の橋渡し役としてプロジェクトを発足。市の補助金を活用し今年5月から開発に着手した。
高校生がパッケージをデザイン
平塚の特産使ったキーマカレー 高校生ら開発 10日披露
高校生も交え3者共同開発したビーツ入りのキーマカレー=県立平塚農商高 [写真番号:1127929]
高校生がデザインした新商品のパッケージ [写真番号:1127930]