
移住・定住促進や地域活性化に取り組む二宮町と大磯町の住民が連携し、10月から共同で「お試し移住」を事業展開する。参加者に無料で宿泊場所を提供するとともに、空き家などの物件探しや先輩移住者らとの交流も図り、移住のきっかけづくりを支援。
新型コロナウイルス禍で在宅勤務の普及に伴い移住希望者も増えており、「二宮町・一色小学校区元気なコミュニティ協議会」会長の廣上正市さん(74)は「実際に体験してもらうことが大事。二宮、大磯エリアに関心を持ってほしい」と期待する。
都心まで通勤圏内「明らかに人増えた」
同協議会は、前身の「二宮町一色小学校区地域再生協議会」が2020年からお試し移住をスタート。今回は大磯町で移住・定住促進活動を続ける一般社団法人「海鈴(かりん)大磯」(同町東町)と協力し、エリアを広げて実施する。
湘南に「お試し移住」いかが? 二宮・大磯で宿泊場所提供
「お試し移住」の宿泊場所として団地の部屋を活用=二宮町百合が丘 [写真番号:1107519]
自宅の母屋を「お試し移住」の宿泊場所として提供する富山さん=大磯町東町 [写真番号:1107520]