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ボードゲームで人のつながりを 地域に提供、楽しさ伝え

話題 | 神奈川新聞 | 2022年8月8日(月) 05:20

自宅のボードゲーム部屋で話をする成田さん=横浜市都筑区

 新型コロナウイルス禍で希薄になった人と人とのつながりを、ボードゲームで再構築しようと活動を始めた男性がいる。横浜市都筑区の放課後等デイサービス「おもちゃ箱つづき」で働く成田直行さん(38)だ。趣味で集めたボードゲームを地域に提供し、顔を突き合わせて盤を囲む遊技の楽しさを伝えている。成田さんは「笑顔やコミュニケーションが生まれる機会になれば」と期待している。

 成田さんの自宅2階にある一室。本棚やスツールに、国内外のボードゲームが所狭しと並ぶ。15年ほどかけて収集した数は約250に上るという。さらにデイサービスを運営する会社の中にボードゲーム製作部を立ち上げ、子ども向けのオリジナル作品も手がけるという熱の入れようだ。

 「子どもの頃は、テレビゲームばかりだった」。その成田さんが盤上の遊びに魅了されたのは、大人になってからのことだった。友人たちとキャンプに行った際、食後の皿洗いの役回りをボードゲームで決めた。グループには初対面の人もいたが、自然と会話が生まれ、いつしか笑顔があふれた。「誰とでもすぐに打ち解けられるボードゲームに魅力を感じ、夢中になった」

 成田さんは今年6月、区民活動センターのボランティアに登録した。こつこつと集めたボードゲームを、地域で役立てたいと考えたからだ。

 コロナ禍は人と人との間に距離を生み、生活に制限をもたらし、地域のつながりを希薄にした。「自宅で仕事や家事をしながら子どもの面倒も見ている保護者と、外で思い切り遊べない子どもたち…。双方の手助けが何かできないかと思った」と成田さん。試しに職場に集まる子どもたちに貸し出してみると、一人で遊ぶのが好きだった子も一緒にゲームをするために他の子にルールを説明していた。「コミュニケーションや学びを深めるのに役立つはずだ」と、改めて気付かされた。

 今後は、団体やグループのワークショップに、用途に合ったボードゲームを選んで持参するとともに遊び方も伝授し、その魅力を広めていく考えだ。成田さんは「ボードゲームで人の輪を取り戻したい」と意気込んでいる。問い合わせは、おもちゃ箱つづき電話045(532)6791。(平綿 裕一)

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