日本三大七夕祭りの一つ、湘南ひらつか七夕まつり(7月8~10日)にあわせ、平塚八幡宮(平塚市浅間町)がオリジナルの舞楽を完成させ、19日に行われた「令和八幡楽・七夕の舞奉奏奉告祭」で初披露した。「たなばたさま」の曲に乗せて、巫女(みこ)たちが優雅な舞を見せた。
令和八幡楽は、元宮内庁楽部首席楽長の大窪永夫さんが作成。3部構成の二つ目が七夕をイメージしたもので、笹の葉を手に舞う巫女の装束やかんざしなどを新調した。曲も和音階に直したオリジナルという。
「平塚なので七夕にちなみ、慣れ親しんだ曲にしたかった」と振り返る宅野順彦宮司は、「(コロナ禍の自粛期を経て)ようやくこういう時に戻ってきたんだなという気持ちもあるし、そのタイミングで新しいことがお披露目できることはうれしい」と話している。
七夕の舞楽は七夕まつり前夜祭の7月7日午後6時ごろから「まちかど場」(同市紅谷町)で披露されるほか、8月15日の同宮例大祭でも見ることができる。(織田 匠)