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小田原の「生ガトーショコラ」 チョコ食べて途上国支援

話題 | 神奈川新聞 | 2022年6月13日(月) 07:00

サステナブルなチョコレートを使った生ガトーショコラの柳下代表=小田原市栄町3丁目

 チョコレートをおいしく食べて発展途上国支援につなげたい─。小田原市に昨秋オープンした「生ガトーショコラ」(同市栄町3丁目)は、海外のカカオ農家の収入を増やす仕組みで作られたチョコレートを使ったサステナブル(持続可能)な専門店だ。柳下龍介代表(33)は「社会が良くなる商品作りを広めたい」と意気込んでいる。

 柳下さんとシェフの増井睦さん(32)が作るのは、チョコレートと卵、バターのみのシンプルな材料を使ったとろけるような生ガトーショコラだ。昨年9月に開店し、通販を中心に展開。月500個以上売り上げるなど人気で、同市のふるさと納税の返礼品にも登録された。

 7年ほど前のことだった。柳下さんは市内の温泉施設のテレビで流れていた報道番組にくぎ付けになった。「画面に映るバングラデシュの子どもたちの過酷な生活環境と、浴槽でくつろぐ自分たちの姿の対比が衝撃的だった」

 勤めていた自動車関係の会社から、海外に支社を持つ企業に転職。30歳の頃に3カ月間ほどバングラデシュで働きながら、休日を活用して発展途上国の現状や支援方法についての情報を集めて回った。

柳下代表らが作る生ガトーショコラ

 途上国の貧困問題や労働環境改善に貢献したい思いを抱く一方で、「寄付に頼る支援には限界がある」と壁を感じたという。「現地を支援できる商品を通じて継続的に貢献できたら」と経営などを学びつつ、かつてのアルバイト仲間だった増田さんとともに、幸せな気持ちになれるチョコレート商品を作ろうと決めた。

 ベルギーに本社を構える製菓会社が展開する「カカオ・トレース」は、コートジボワールなどカカオ生産国の農家への技術支援や、農家の収入増加にも力を入れている。この仕組みに賛同し、同社のチョコレートを仕入れて商品を作っている柳下さんは「フェアトレード(適正な貿易)を取り入れる企業や消費者が増えて、社会がより良くなるように活動を続けたい」と力を込めた。

 問い合わせは同店のHP(namagateauauchocolat.com)から。(沢村 成美)

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