平塚市北部の岡崎地区を流れる鈴川で3日から5日まで、恒例の「鈴川鯉(こい)のぼりまつり」が行われる。昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響でイベントは行わず模擬店も自粛するが、色鮮やかな約120匹で端午の節句を祝う。
地域住民が郷土に愛着を持ち、鈴川の環境向上と子どもたちの健全育成を目的にスタートした同まつりは今回で16回目。2020年は新型コロナで中止したが、昨年から掲揚のみ実施している。各家庭で子どもが成長し、使わなくなったこいのぼりの寄付を募り、遠くは東京都や千葉県から届けられた品もあるという。
サイズも色も異なるこいのぼりは田園風景の中を優雅に泳いでおり、実行委員会の神藤崇委員長は「大きさはそれぞれだけど、子を思う親の気持ちは同じ。子どもたちの健やかな成長を願っている」と話している。(織田 匠)