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デザイン科高校生の意匠、キラリ 川崎総合科学高の卒業展

話題 | 神奈川新聞 | 2022年1月14日(金) 12:41

高校生が考えたシャンプー製品などのデザイン。来場者からは「市販品かと思った」と驚く声が聞かれた=川崎市川崎区のアートガーデンかわさき

 製品モデル、アニメーション、模型、障害のある子どもに向けた玩具─。川崎市立川崎総合科学高校(同市幸区)のデザイン科の卒業制作を中心とした作品展が、アートガーデンかわさき(同市川崎区)で開かれている。デザイナーやアーティストを目指す生徒の独創性と技術の結晶38点が並ぶ。入場無料で、16日まで。

 作品のテーマは「マイタウン」。自分の街につくるカフェのデザイン、幸区が舞台のゲームのオープニングアニメ、市の木・ツバキをモチーフにしたシャンプーなどの製品試作品が展示されている。視覚障害のある子どもに手触りで「ぐるぐる」などの擬態語を感じてもらおうと、生徒が県立平塚盲学校の協力で制作した曲線を帯びた木製の玩具も並んだ。

 プラスチックの海洋汚染について学べる架空の施設を考案し、最優秀賞を受賞した松﨑蒼生さん(17)は「見やすい作品を意識した。海洋汚染の問題を分かりやすく伝え、海を想像できるようにした」と説明した。

 多摩区から訪れた公務員の男性(59)は「目の不自由な人にとっての使いやすさから手触りまで、使う人の立場で考えている。よくこんな発想ができるなと思う。高校生だからできるのだろうか」と驚いていた。

 1、2年生が実習授業で仕上げた自画像やデザイン約30点も展示されている。午前10時から午後6時半(最終日は同4時半)まで。(井口 孝夫)

 
 

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