本格的な冬の到来を告げるスケート場の営業が19日、横浜市青葉区のこどもの国で始まる。昨季は新型コロナウイルスの感染拡大で営業を中止したため、2年ぶりとなる。18日は招待された親子連れなどが初滑りを楽しみ、氷の感触を足裏で確かめていた。
リンクは幅60メートル、奥行き30メートルの国際規格で、屋根のある全天候型。冬はスケート、夏はすぐ隣のプールが定番だったが、コロナ禍で風物詩は休止を余儀なくされていた。
この日は、周辺住民約1500人が招待され、午前中には200人近くが訪れた。父親に連れられ、弟と銀盤に踏み入れた小学3年の田邉朔久さん(8)は「思ったように歩けず難しいけれど、楽しい」と笑みをこぼした。久しく絶えていた歓声に、係員も安堵(あんど)の様子。こどもの国業務部の石井隆蔵さん(48)は「やっと再開できてうれしい。今後も感染対策に気を引き締めたい」と話していた。
スケート場は来年2月27日まで、午前10時~午後4時。水曜休園だが年末年始は31日と元日を除いて営業する。土日と祝日、冬休み期間中は前売り券が必要(当日券を発売する場合もある)。問い合わせは、こどもの国電話045(961)2111。(斉藤 大起)
待ってました、氷の感触 横浜・こどもの国スケート場
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おっかなびっくり、スイスイ…。歓声が響いた2年ぶりのリンク=横浜市青葉区のこどもの国 [写真番号:937367]