寒川町の名物「冬のひまわり」を家庭で育ててもらおうと、同町観光協会は、ひまわりを育成する参加者を募集している。コロナ禍で、開花したひまわりの摘み取りイベントなどが中止となり、代替策として家庭で冬のひまわりを栽培してもらうことにした。
同協会とボランティアが町内の畑で種まきしている様子を9月中旬ごろにツイッターやインスタグラムで生配信し、それを参考に各家庭で種をまく。
ツイッターやインスタグラムから「#おうちで冬のひまわり」で、各家庭の冬のひまわりの生育状況を随時、報告してもらう。
温暖な気候の同町では冬咲きのひまわりが栽培され、10月末から11月中旬にかけて10万本以上が開花。昨冬はひまわり約5千本をライトアップするイベントが行われるなど、町の風物詩として定着している。
同協会の担当者は「コロナ禍だからこそ、摘み取ったひまわりを各家庭で飾ってもらい、ぬくもりや幸せを感じてもらいたい」と話している。
募集は8月31日まで。ひまわりの種1袋(30粒入り)の購入は郵送料など込みで500円。同協会の窓口で直接購入する場合は種1袋300円。問い合わせは同協会電話0467(75)9051(水曜日は休み)。
「冬のひまわり」おうちで栽培 寒川町観光協会が参加者募集
寒川町の名物「冬のひまわり」(寒川町観光協会提供) [写真番号:764974]
ライトに照らし出され輝く「冬のひまわり」=2020年、寒川町 [写真番号:765393]