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多様性が生む強さ感じ 宇宙飛行士・野口聡一さんインタビュー

話題 | 神奈川新聞 | 2021年7月30日(金) 10:22

仲間の宇宙飛行士と撮影する野口さん(右端)=4月1日、JAXA/NASA

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙飛行士野口聡一さん(56)は昨年11月、米国・スペースX社の「クルードラゴン」運用初号機で、米航空宇宙局(NASA)の3人の宇宙飛行士とともに宇宙へ出発。国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在し、科学実験や船外活動などさまざまなミッションに取り組み、5月2日(日本時間)に地球に帰還した。

 日本に帰国した野口さんに、15年ぶりとなった船外活動やISSから見た古里・神奈川への思いを聞いた。

 ─クルードラゴンの乗り心地は。新しい宇宙服はスタイリッシュなデザインで話題になった。

 「打ち上げ時の振動は前回のソユーズ宇宙船とそう変わらない。しかし大きく違うのは地球への帰還時。クルードラゴンは小さいのでそれなりに揺れる。しかし訓練でシミュレーターを使った際の動きと実際がかなり近かった。それだけスペースX社のデータが正確だったといえるだろう。揺れはしたが、予想通りだった。宇宙服は脱ぎ着の負担を含めて軽い着心地。これからの宇宙観光の方向性とも合っていると思う」

地球に帰還し、クルードラゴン運用初号機から搬出される野口さん=5月2日、JAXA/NASA

 ─4回目となる船外活動は約7時間にも及び、NASAの実況映像を見ていても大変そうに感じたが。

 「船外活動は危険と隣り合わせ。NASAは安全に作業ができるという保障がなければ船外には出さない。日々の訓練を通して、野口は船外活動をしても大丈夫という評価をもらったのはうれしかった」

 「2人1組で船外に出るのだが、今回はISSの端の手すりのないところまで行った。目の前には人工的なものが何もない真っ暗な世界。ISSは建設開始から20年以上たち、地上で設計した新しい電子パネルを取り付けようとしても、建設当時には想定されておらず、ねじがうまく締まらないといった不具合があることも。それでも2人で何とかしなくてはならない。予想しないことが起きても、落ち着いて解決のための手段を考える。危機に対応できるよう訓練してきた成果だと思っている。途中、仲間の宇宙飛行士の宇宙服が損傷した可能性もあり、作業に一部変更はあったが、2人で無事に戻ってきた。無事に生還できたことで、船外活動は満点だったと思っている」

 ─ISSに滞在する宇宙飛行士は性別、国籍、文化的なバックグラウンドもさまざまだ。

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