総合型地域スポーツクラブを手掛ける川崎市のNPO法人と川崎区は29日から、オンライン型ウオーキングイベント「川崎ディスカバーウォーク~富士見エリア編」を開催する。公開動画のクイズを楽しみながら指定ポイントで撮影した画像を投稿するほか、歩くことで付与されるアプリの特典ポイントを得る内容で、デジタルを利用し健康増進と地域の魅力発見を狙う。
企画は、スポーツを通じたまちづくりを進めるNPO法人「ファンズアスリートクラブ」。「いきいきかわさき区提案事業」の採択事業で、2020年度に殿町、大師両地区で各1回の 集客イベントとして予定していたが、いずれも新型 コロナウイルスの緊急事態宣言で中止となった。
そこで、「集客は厳しいので、デジタルで誰でも参加できるイベントとして練り直した」と井上秀憲理事長(52)。21年度は両地区に富士見、小田地区を加え4回のイベントを計画し、その第1弾となる。
法人の公式チャンネル「ファンズTV」で公開中のイベント動画には、京急大師線の港町駅からゴールの「カルッツかわさき」までのルートについて3カ所のポイントでクイズを出題。参加者は動画のルートをたどりながら、各ポイントで撮影した画像を特設フォームで応募すれば、オリジナルのストレッチローラー(5人)や、地域の女性らが開発した東海道柄のミツロウラップ(10人)などが抽選で当たる。
また、インターネット関連サービスの楽天とも協力する。カルッツかわさき内で法人が運営する「ファンズスポーツクラブ川崎」に置かれたアプリ「楽天シニア」のチェックポイントでは期間中に特別ポイントを付与。通常は4千歩で1日1ポイントのところ、50ポイント獲得できる。同アプリは年齢に関係なく無料で使え、ポイントはネットショッピングで使える。
29日午前0時から5月9日午後11時59分まで。参加無料。詳細は同法人ホームページ(http://www.fsckawasaki.net/discover.html)で。(柏尾 安希子)