川崎市麻生区の農業生産法人カルナエストが、不要な剪定(せんてい)枝からバイオマス食器をつくる取り組みを進めている。
産学官の連携で創出した自然由来の食器は、地元の保育園に試験導入。山田貢代表(39)は「地域資源を有効活用し、子どもたちにも地産地消や環境のことを学んでほしい」と意欲を見せている。
同法人は同区岡上地区で柿やブドウなどを栽培。新百合ケ丘駅(同区)近くで飲食店を運営するなど農産物の生産、加工、販売・サービスを一貫して手掛ける「6次産業」を目指している。
竹製には抗菌効果も
不要な剪定枝エコ食器に再生 川崎の法人、保育園に試験導入
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園児の前で自然由来の食器の説明をする山田さん=川崎市麻生区 [写真番号:583044]
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禅寺丸柿、竹、ブドウの剪定枝で作られたバイオマス食器 [写真番号:583064]