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湖畔の学び舎「大好きだった」 山北・三保小が146年に幕

話題 | 神奈川新聞 | 2021年3月20日(土) 05:00

146年の歴史に幕を下ろした山北町立三保小学校の卒業生と児童=同町中川

 丹沢湖の湖畔に建ち、児童数の減少から今春で146年の歴史に幕を下ろす山北町立三保小学校(同町中川)で19日、最後の卒業式と修了式が行われた。

 1944年には386人がいた児童も現在はわずか10人で最後の卒業生も1人だけ。「この場所から離れたくない」「ここで過ごした日々は幸せだった」─。地域から愛された学び舎(や)で児童と教員、保護者が涙とともにそれぞれの門出を祝った。

 「窓から見えるこの景色が もう見られなくなるの キラキラの湖 満開の桜 ぼくは大好きだった」

 卒業式のラストに6年生の児玉頼生(らいき)君(12)と、後輩の在校生たち9人が声を合わせて歌った。

 「幸せで特別な1日になった」。弟や妹のように接してきた後輩たちに見送られ、児玉君は目頭を熱くした。

卒業式で歌を披露する卒業生の児玉君=山北町立三保小学校

 「湖に囲まれているのが三保小のいいところ。サッカーでボールが何度も湖に落ちちゃったけど…」。6年間、走り回ったグラウンドを見つめた。

 「みんなで笑ったり、笑わせてくれた。母校がなくなるのはさみしいけど、新しい中学校の友達に会うのは楽しみ」

 来賓や保護者の前で披露した曲名は「たいせつな場所」。児玉君の担任でもある露木希来(まりく)教諭(34)が作詞作曲したオリジナルソングで、この日のために練習を重ねてきた。

 教員になるまでプロを目指し、「ゴメンズスマンズ」の名前でミュージシャン活動を続けてきた露木教諭。2年前に赴任し、5年生4人と6年生1人の全員男子の複式学級を担当した。

 「みんなで温泉につかったり、カヌーに乗ったり…。みんな素直で生き生きとしていた。楽しい2年間だった」と、教え子との別れに涙を流した。

最後の終業式で児童との別れに涙を流す教員ら=山北町立三保小学校

保護者「家族のようだった」

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