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リヤカー、石炭の荷揚げ… 失われた戦後横浜、写真で回顧

話題 | 神奈川新聞 | 2021年1月7日(木) 15:00

野毛山動物園近くの交差点の今昔を写真で示す羽田さん=横浜市史資料室

 戦後の横浜で市民らが撮影した街並みの写真を集めた展示「YOKOHAMA─戦後の風景」が、横浜市中央図書館(同市西区)の市史資料室で開かれている。

 市内中心部に巡らされていた運河を活用した物資輸送が盛んだった高度経済成長期までの様子を約80枚の写真で伝えている。11日まで。入場無料。

 関内、伊勢佐木町、桜木町などの市内中心部をはじめ、野毛から平沼にかけた多くの人でにぎわうエリアを中心に、戦後占領期から高度成長期前までの横浜を振り返っている。

派大岡川の吉田町側で行われていた石炭の荷揚げの様子=1952年ごろ(横浜市史資料室提供)

 現在は首都高速道路の地下部分となっている「派大岡川」沿いの吉田町側には石炭の荷揚げ場があり、関内側の対岸には市のごみ集積所があった。これらの写真を通して運河を活用して都市機能が発展し、市民生活と密接につながっていた様子がうかがえる。

 横浜港に近いエリアでは1970年代初頭まで運河が活用され、建築用材や食料などが船で運ばれた。運河沿いには製材所も点在し、銭湯の関係者らがおがくずをリヤカーに載せて運ぶ様子も写されている。

 担当した羽田博昭調査研究員によると、市民が撮影した写真は場所の記録がないものが多く、特定するのに苦労したという。

 「高度経済成長で失われてしまった風景が多いが、運河があった街並みは現在の横浜の基礎となっている」と説明する。問い合わせは、同室電話045(251)3260。
(三木 崇)

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