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地域特集2021年 湘南・西湘 水辺の幸ブランド(6)
芦ノ湖の貴重な高級魚 箱根 ワカサギ

話題 | 神奈川新聞 | 2021年1月4日(月) 17:00

刺し網からワカサギを取り外す漁師=昨年10月、箱根町元箱根

 箱根町の芦ノ湖の名産・ワカサギ。丸ごと食べられ、わたの苦みも特徴の一つだ。今年は例年に比べ脂も乗り、味も良いといい、地元の飲食店は「ぜひ箱根を訪れ、旬の味を楽しんで」と呼び掛けている。

 ワカサギは湖に生息するキュウリウオ科の魚。ワカサギの買い取りや卸しを手掛ける芦之湖漁業協同組合によると、元々は芦ノ湖の在来種ではなく、1918(大正7)年に霞ケ浦から移植された。以来、100年以上にわたり採卵からふ化、放流などの増殖事業が続けられてきた。

 芦ノ湖のワカサギ漁師は現在10人ほどで、漁獲量は年間約3千キロと少なく、その貴重さもあって高級魚として扱われている。

 ただ、近年の増殖方法の改良により、漁獲量は次第に安定してきた。今シーズンは春先の水量が豊富で、餌となる動物プランクトンが多く発生したことから、同漁協の増殖担当の結城陽介さんは「型がそろっており、豊漁といえる」という。

からっと揚がったワカサギのフライ=箱根町元箱根の深生そば.jpg

 ワカサギはさおを使ったボート釣りも家族連れに親しまれているが、漁業としてはもっぱら刺し網漁が基本だ。10月1日の刺し網漁解禁日以後、漁師らは日暮れになると沖合に刺し網を設置し、夜明けごろに網を回収する。ワカサギは同漁協による選別を経て、町内のホテルや旅館、飲食店など計約20店舗で提供されている。

 70年創業の「深生そば」(同町元箱根)では漁獲期間中、悪天候の日などを除き、その日に取れたワカサギを使う。ごま油でからっと揚がった「ワカサギのフライ」(税込み1700円)や「わかさぎ定食」(同2250円)は、そばと並ぶ同店の看板メニューだ。店主の磯﨑篤志さん(53)は「取れたては脂が乗っておいしい。冬場は子持ちもある」と旬のワカサギの魅力を語る。

 漁期は3月末ごろまで。同漁協は「この味が楽しめるのは旬の間だけ。ぜひ箱根を訪れ、味わって」と話している。

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