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地域特集2021年 横浜 看板アニマルズ(2)
戸塚のアイドル、白ヤギさん2頭 「命」の思いを「結」んで

話題 | 神奈川新聞 | 2021年1月1日(金) 18:00

線路脇で飼育されているヤギの「結」と「命」=JR戸塚駅近く

 JR戸塚駅の下りホーム。線路の向こうに目をやると、白いフェンスで囲まれた小屋があるのに気付く。中にいるのは、2頭の雌のヤギ、「命(めい)」(3歳)と「結(ゆい)」(2歳)だ。

 「子どもたちに命の大切さを教えたい」と、喫茶店を営む片山大蔵さん(52)が線路脇で飼育を始めた。3年が過ぎた今は、子どもからお年寄りまで昼夜を問わず会いに来る戸塚の“アイドル”的存在に成長。片山さんは「みんなが安らぎを感じる場所になっているのでは」と目を細める。

 飼い始めたきっかけは、5年ほど前に地元で起きた事件。15歳の男子高校生が母親と祖母を殺害した。「まさかこの戸塚で…」。近所づきあいが希薄となり葬儀に参列する機会も減る中、「ペットも飼っていなければ『死』が身近ではない。命が遠くなっている」と市街地の真ん中でヤギを飼う決意を固めた。

ヤギの「結」と「命」

 世話は朝夕の1日2回。店の合間に小屋を訪れると、「誰かしらいるんだよね」と片山さん。餌の野菜を持参する人も多く、「毎日来る人もいれば、休日にわざわざ足を運ぶ人もいる」。2頭を連れて散歩に出ると、「うわさのヤギですね」など多くの人から声を掛けられる日々だ。

 昨年秋は「命」が繁殖のため、故郷の福島県北塩原村に1カ月間里帰りした。赤ちゃんヤギが生まれれば、欲しい人にあげることも考えているといい、「こんなに飼っていて楽しい生き物はいない。みんなにも経験してほしいし、この命の輪が広がってほしい」と夢は膨らむばかりだ。

 2頭の様子はブログや動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で発信している。

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