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【バスストップ】横浜市営41系統(10)折本町

話題 | 神奈川新聞 | 2020年12月14日(月) 18:00

段ボール 多彩な用途

さまざまな形や用途に段ボールを加工する「大幸紙工」=横浜市都筑区の横浜工場

 横浜市都筑区には町工場が多く、区は地元産の工業製品を「メイドインつづき」としてPRする事業を進めている。同事業に加盟するバス沿線の会社を、2回に分けて紹介(しょうかい)する。

 バス停から徒歩数分の大幸(たいこう)紙工は、段ボールを加工して各種製品を作る会社。1階で機械による型抜(ぬ)きと印刷、2階で折りやのり付けなどの手仕事、3階で製品設計などを行う。

 段ボールで最も一般(いっぱん)的な製品は品物を梱包(こんぽう)する箱だが、近年は中の緩衝(かんしょう)材も、発泡(はっぽう)スチロールに代わり段ボールで作られている。物品をしっかりと箱に収めるための形状や折りは、設計担当が経験を重ねて得たノウハウの応用だそう。梅田尚孝(なおたか)営業課長(47)は「物の安全な運搬(うんぱん)に加え、中から素早く取り出せることも重要です」。段ボール緩衝材は箱から出せば平らに広げられ、リサイクルの簡便さも時代に合っている。

段ボールのPCR検査シールド

 記者が気に入ったのは、災害時の避難所(ひなんじょ)向けベッド。強化段ボール製で、「試しに11人が乗っても壊(こわ)れなかった」という頑丈(がんじょう)さ。自宅でも使えそうだ。また工学院大学と共同開発した、白衣のままで新型コロナのPCR検査ができる防護シールドや、県内の大学生の発案から生まれた猫(ねこ)の遊び場など、多彩(たさい)な用途(ようと)の製品を生み続ける。

 各種製品は「大幸紙工」のホームページで個人購入(こうにゅう)もでき、抽選で自社製品をプレゼントするキャンペーンも毎月行っている。上川清志(きよし)専務(57)は「遊び心を持ちながら、どこの社にもない新しい製品を考案・開発していきたい」と意気込(ご)んでいた。

(小学校高学年向けに、難しい漢字にふりがなを振りました)
【2020年10月22日掲載】

 
 

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