伊勢原市消防などは7日、市内の自動車学校で高速道路でのバス事故を想定した合同訓練を行った。小田急箱根高速バスや中日本ハイウェイ・パトロール東京伊勢原基地、東海大医学部付属病院など関係機関から計約80人が参加した。
トラックとの接触事故で高速バスが柵に衝突、複数のけが人が出たと想定。通報後、速やかに現場周辺を交通規制し、消防署員がバス後部の非常口から負傷者を救出。車両火災が発生した場合の対応も確認した。また、医師がけがの程度に応じて治療の優先順位を付けるトリアージを行った。
3月に新東名高速伊勢原大山インターチェンジが開通し、バスでの観光需要増加が見込まれ、市消防は「関係機関の情報共有を密にして備えたい」としている。