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新型コロナ
横浜の“日本最小”フィルム上映館、存続へネット資金調達

話題 | 神奈川新聞 | 2020年12月4日(金) 05:00

客足減、賃料アップも「文化発信続けたい」

「映画文化の発信施設として営業を続けていきたい」と話す箕輪さん=横浜市西区

 横浜にある“日本最小のフィルム映画館”が新型コロナウイルスの影響で観客が減少し、運営継続を目指して7日までクラウドファンディング(CF)に挑戦している。「映画文化の発信施設として継続していきたい」と寄付を募っている。

 藤棚商店街(横浜市西区)の一角にある「シネマノヴェチェント」は、今年開館から5年を迎えた。座席数28席と小規模ではあるが、開館当初からフィルム上映にこだわり、過去作品をはじめ、自主映画やアニメ、特撮作品などを上映してきた。

 週末は監督や出演者らを招いてのトークショーや、商店街とのコラボ企画など町おこしイベントも実施。県外など遠方から足を運ぶ人も増え、「中高年の映画ファンのおかげで、これまでどうにか経営を維持してきた」と、代表の箕輪克彦さん(57)は話す。

 しかしコロナ禍で4月から約2カ月間休業。6月には座席数を約半分の15人に減らして再開するなど、感染対策をしながら営業を続けてきたが客足の減少は止まっていない。10月には賃料の大幅値上げもあり、さらに苦しい状況に陥ったためCFに踏み切った。

 箕輪さんは「映画は人生に潤いを与えてくれる。お客さんにとって居心地の良い場所を提供し続けたい」と協力を呼び掛けている。

 参加はCF特設サイトから。

 
 

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